【世界一受けたい授業】でアドレスホッパーを紹介!住民票や税金は?
世界一受けたい授業の放送の中で、若者が憧れる新しい生き方としてアドレスホッパーが紹介されました。
紹介してくれたのは、社会学者の古市憲寿先生です。
目次
世界一受けたい授業で紹介されたアドレスホッパーとは?
アドレスホッパーとは、住所(アドレス)を持たず点々と移動する人達(ホッパー)のことを指すそうです。
わかりやすく言うと「オシャレなフーテンの寅さん」という感じであるとのこと。
アドレスホッパーの名付け親であるホッパー暦3年の市橋正太郎さん(33歳)は、これまでに訪れた場所は
国内外合わせて100都市以上。
そんな自由な生活に憧れる若者が数年前から増えているそうです。
アドレスホッパーは、住所を持たずに移動しながら生活する新しい生き方です。
アドレスホッパーって仕事や住民票、税金や郵便物ってどうしているの?
アドレスホッパーって仕事はどうしているのか?
先程の市橋さんをはじめ、アドレスホッパーの多くはコワーキングスペースという誰でも短期利用できる共同オフィスを利用し、打ち合わせなどウェブ会議を行うため全国どこにいても仕事が可能とのことです。
今はリモートで出来る仕事がたくさん増えたので、旅をしながら働くこともできるというそんな状況が今生まれているそうです。
ただ今はコロナの影響もあるので月1回くらいの移動の方が多いそうです。
また、ホッパー暦1年の三川璃子さん(24歳)は滞在した地方をPRするうwebライターの仕事をしているそうです。
ホッパー暦2年の吉川圭佑さん(27歳)は、国内外50箇所以上をホッピング。職業は高校教師だそうです。都内の私立高校で英語を教える現役の教師だそうです。
けっこうお堅い仕事の方もいらっしゃるんでね。
先生なのに住所がなくて大丈夫なのかという疑問がわきますが、ゲストハウスは外国の方が多いので生きた英語が学べるとのことで、生徒に還元できることは多いと思っているとのことでした。
こちらの吉川さんは、アドレスホッパーをはじめてすぐ必要ないとして、財布を手放したそうです。
クリップで挟んでクレジットカードやお札を保管。小銭はポケットにそのままかコンビニで募金をしているとのことでした。
財布がないと不便そうな気がしますが、なんとかなるものなんですね。
アドレスホッパーって住民票や税金、郵便物はどうしているのか?
古市先生からの話では、住民票は、実家や定期的に帰る場所に置いておくそうです。
また、その都度移すという形で住民票をちゃんと登録して働いているので、税金もちゃんと納めていると説明がありました。
郵便物については、先程登場された三川さんの話によると、おばあちゃんの家に置いているとのことでした。
郵便物が届いたらおばあちゃんが連絡してくれる形をとっているそうです。おばあちゃんの健康状態も確認できるとも話がありました。
アドレスホッパーにとって便利な宿泊サービスとは?
定額でどこでも住み放題のサービスHafH(ハフ)が始まっているそうです。世界25カ国328施設に住み放題で月額82000円。電気代、ガス代、水道代も含まれ敷金、初期費用もかからないそうです。
会員内訳を見ると、4割以上が普通の会社員。コロナの影響でテレワークが一気に一般化したことによって、会社員の利用が急増しているそうです。
直近1か月の新規会員の登録の50%以上が会社員だったとも説明がありました。
宿泊費を無料にする方法とは?
宿泊費を無料にする方法とは古市先生から宿泊施設のお手伝いをすることと解説がありました。
フリー(無料)アコモデーション(宿泊施設)とも言い、皿洗いや掃除、通訳などその人が持っている能力を使って宿泊施設のお手伝いをして宿泊料を無料にしてもらうということをやっている人がけっこういるそうです。
ただお金を節約する意味でのお手伝いじゃなくて現地の人と関わりたくてフリーアコモデーションを利用する人もけっこうたくさんいるみたいであるとのことでした。
最後に
アドレスホッパーの総数は、移動しているので正確な人数はわからないとのことで話はありましたが、都会と田舎など2つの家を借りて生活している二拠点生活をしている人は、約17万人と言われているそうです。
アドレスホッパーという生き方を今まで知りませんでしたが、本当に新しい生活様式であると思いました。
スタジオにいたゲストの方からも様々な感想が出ていたのが印象的でした。
住所がないと生活していくことは難しいのではないかと今まで思っていたのですが、やり方や工夫をすることで可能になるんだということも理解することが出来ました。
様々な方がインタビューを受けていましたが、とにかく自由に移動することで人生を楽しんでいるんだなあと感じさせてもらいました。
移動しながら仕事をすることが可能となっている現代って本当にすごい時代だと思います。
リモートが益々発展していくのではないかとつくづく感じました。